作曲や執筆はゾーンに入れるかどうかの勝負!葉巻の香りはとてもいい環境を作ってくれます
島地勝彦×新藤晴一【第2回】

撮影:立木義浩

第1回【新藤はなぜシマジにじかあたりしたのか?

シマジ 新藤さん、死ぬまで親しく付き合える人間関係って、そうはありませんよ。普通は、時間とともになんとなく疎遠になってしまうものでしょう。わたしももう75歳だからあなたより33歳年上だけど、男と女の恋情にも男同士の友情にも年の差はまったく関係ありません。

70前後でもかけがえのない親友は現れますよ。一関のジャズ喫茶「ベイシー」のマスター菅原正二はわたしより一級下ですけど、60代後半にはじめて出会っていまでは大親友なんですから。

立木 シマジ、正ちゃんをおれより好きになったんじゃないだろうな。

シマジ タッチャンがいちばんなのはいうまでもありませんよ。

立木 そうか。それで安心した。

新藤 おふたりの会話を聞いているとまるで男と女みたいですね。

シマジ いや、むしろ男と女の関係を超えています。新藤さんにもいまからかけがえのない親友は現れますよ。去って行く人がいてもそれはしょうがない。おたがいさまなんですから。

これは今東光大僧正に教わったことなんですが、わたしが担当していた週刊プレイボーイの「極道辻説法」という人生相談で、「親友はどうすれば出来るんですか」という質問がきた。そしたら大僧正曰く「お前がただアホ面して親友が欲しいといっても現れない。まずお前が相手に対して素敵な親友になろうと思ってその男とつきあえばおのずと親友は生まれるもんだ」って。

新藤 たしかにそうですね。誰かが連れてきて「はい、親友です」ということはないですもんね。

シマジ お見合い親友なんてありえない。