中国
ついに明かされた孤独な独裁者・金正恩のホンネ〜朝鮮労働党大会を読み解く
なぜ核開発をやめないのか?
海外メディアはホテルで前日の録画放送しか見られない…〔PHOTO〕gettyimages

ベールに包まれていた金正恩の「思い」

お騒がせの朝鮮労働党大会が6日から始まった。平壌入りした120人の海外メディアの記者たちは、会場となった「4・25文化会館」にも入れず連日、苦労しているようだ。

しかし今回の労働党大会からは、これまでベールに包まれていた金正恩第一書記の「思い」が、ひしひしと伝わってきた。

5月7日、金正恩第一書記が3時間にわたって行った「活動総括報告」である。金正恩第一書記は、1日200本吸うというタバコのせいか、声がガラガラだったが、それでも自己の「思い」を、余すところなく述べた。

この長い「活動総括報告」から読み取れた最大の発見は、残酷無比で無鉄砲な独裁者というイメージが定着していた金正恩第一書記が、北朝鮮の経済発展を図ろうと必死になっていて、アメリカとの対話、韓国との平和的統一も切望しているということだ。

金正恩第一書記が過去4年半に行ってきた恐怖政治や恫喝外交は、弱冠28歳でアジア最貧国の全権を手にし、権力基盤が定まらないゆえの、精一杯の「虚勢」だったのではないかとも思えてきた。