国際・外交 中国
「皇帝」習近平の眼中にない安倍政権〜4年ぶりの日中外相会談も取りつく島なし
いまの中国はキケンだ
〔PHOTO〕gettyimages

終始しかめっ面の王毅外相

「対面する際、自分は微動だにせず、岸田外相に来させる。岸田外相が来たら、しかめっ面をしながら、右手をぞんざいに差し出すだけ。そして岸田外相が『ニーハオ!』と挨拶しても完全無視。

王毅外相はまるで、ミニ習近平だ。どこまでも習近平気取りで、本当にいけ好かない外務大臣だ。いまの危険な中国を象徴するような、後味の悪い日中外相会談に見えた」

こう吐き捨てたのは、安倍晋三首相に近い、ある自民党代議士だ。

2011年11月以来、4年5ヵ月ぶりとなる公式の日中外相会談が4月30日、北京の釣魚台迎賓館で開かれた。岸田文雄外相と王毅外相の対面の様子は、冒頭の通りである。2014年11月の北京APECで行われた安倍首相と習近平主席の初対面の日中首脳会談を思わせる重たるいムードが漂った。

日中のテレビ映像で確認すると、双方が着席するや、王毅外相はしかめっ面のまま、ぞんざいに言い放った。

「この間、中日関係は、困難な状況が続いたが、その原因は日本側にあることをよく分かっているだろう」

ムードは、一段と気まずくなった。王毅外相のいつもの癖で、「中南海」の習近平主席に向けた自己アピールも計算しているに違いない。

その後、岸田外相も挨拶をして、「日中両国は大切な隣国であり、外相同士の往来が長く途絶えていることは望ましいことではない」と述べた。

以降はカメラを締め出しての会談となったが、新華社通信によれば、王毅外相は次のように述べた。