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衆参ダブル選などあり得ない! 
満身創痍のアベノミクス、「三段跳び戦略」は出鼻をくじかれた

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海外投資家「日本株買い越し」

2ヵ月余で14円もの円急騰劇に足をすくわれて高値から2割強の大幅安を強いられた日本株だが、先週までは「捨てる神」が「拾う神」に転じるが如くバリエーション面での割安感に加え、主要7ヵ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット。5月26~27日)で安倍晋三首相が打ち出す大規模な財政出動など政策期待が急速に高まっていた。

事実、4月に入って欧米(カナダを含む)大手ヘッジファンド幹部や外国公的年金基金の運用責任者の来日が続いている。5月中旬にも運用資産1兆ドル(約110兆円)の米国最大規模のファンド幹部が来日する。

彼らは一様に首相官邸幹部をはじめ、日本銀行(黒田東彦総裁)、金融庁(森信親長官)、国際協力銀行(JBIC。渡辺博史総裁)などの幹部と面談、安倍政権の中長期経済政策について直接ヒアリングを行った上で日本株打診買いに傾斜しているようだった。

それは東京株式市場の直近の日経平均株価1万6,666円(4月28日の終値)に反映している。

東京証券取引所が発表した投資部門別株式売買動向によれば、海外投資家は4月第1週(4-8日)に14週間ぶりに日本株買い越し(326億円)に転じ、第2週(11-15日)には前週の10倍もの買い越し額3,848億円、第3週(18-22日)が5,320億円と3週連続の大幅買い越しとなった。