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天才中学生を狙え!激化する甲子園常連校「スーパー青田買い」の実態

彼らの未来は14歳で決まる
週刊現代 プロフィール

大阪桐蔭、東海大相模のように最近輝かしい戦績を挙げてはいなくても、甲子園をめざす学校は選手発掘のため、地道なロビー活動を続ける。スポーツ紙の野球担当記者が明かす。

「シニアでは、自分たちと交流のある他チームや、高校の関係者を交えた会合を定期的に開催しています。その会合が都内で開催されたとき、長野の古豪や、関西の名門校の指導者の方も、わざわざ見えるんです。

名刺交換をしながら『ウチではどんな練習をしているか』『どのポジションに人材が欲しいか』という情報交換をして、シニア、高校の指導者同士が懇親を深めるのです。

ただその会合に参加したからといって、すぐにシニアのチームからいい選手を紹介してもらえるわけではない。最初はシニアチームの要望に応じて3~4番手の選手を迎え入れて、その選手を鍛える。

そして地方大会の上位、甲子園出場を実現すると、今度は主力級の選手を紹介してくれるようになり、ますます強いチームになる好循環が生まれます。浦和学院や関東一高、帝京高といった学校は、そうした活動を地道に続け、安定した力を維持しているのです」

甲子園出場を現実的な目標としてとらえられる中学球児は、早ければ中学2年生の段階で、人生の岐路を迎える。今春の選抜高校野球で甲子園に出場した選手の父親(53歳)が明かす。

「息子2人が甲子園をめざしてきましたが、今回は弟が選抜に出ることができました。上の子は一度も甲子園に出られませんでした。ただ、その教訓が、結果的に弟に生かされました。それはシニアの選び方です。