被災地を救え!「東京医療チーム」の戦い
〔PHOTO〕gettyimages

被災地における新たな課題

熊本地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方々に対してお見舞いを申しあげたい。

地震活動の終息が見えないまま、不安な日々を過ごされている多くの被災者に対する支援を、東京都は全力をあげて展開している。救助活動や医療活動に当たる専門チームを派遣したり、簡易トイレや毛布などの救援物資を搬送したり、人的・物的支援を行っている。

4月21日深夜には、国から、避難所運営や救急物資搬送の指揮にあたる要員を派遣してほしいとの依頼があった。そこで、22日13時、都庁屋上から東京消防庁のヘリコプターで先遣隊4名を南阿蘇村に派遣し、その後、26名を順次現地に向けて出発させた。

このような指揮運営に関する支援要請をはじめ、被災地では様々なニーズがあると思われる。先方の身になって、きめ細かいお手伝いをしたいと思っている。

このところ気温も上がってきており、被災地では暑さ対策も重要な課題となっている。食料品の腐敗、熱中症などにも気を配らなければならない。感染症との戦いも課題である。これまでの経験を振り返ると、避難先でインフルエンザ、ノロウイルスなどが流行り、大きな問題となったことがある。衛生状態にも十分な注意が必要である。

今年の夏には、ブラジルのリオデジャネイロでオリンピック・パラリンピック大会が開かれる。私も、次期主催都市の首長として、大会旗の受け取りに行かなければならないが、南米ではジカ熱の流行が大きな脅威となっている。

ジカ熱は小頭症などを引き起こすとされており、特に妊婦は要注意である。それ以外にも、デング熱など蚊を媒体とする感染症にはしっかりと取り組まなければならない。

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