サッカー
手倉森監督はどう動くのか? 関塚ジャパンに見る「OA枠」の狙い
U-23サッカー日本代表の手倉森誠監督〔PHOTO〕gettyimages

いまはリストアップの段階

今夏のリオデジャネイロ五輪に臨む手倉森ジャパン。グループリーグの対戦相手がナイジェリア、スウェーデン、コロンビアに決まり、手倉森誠監督のメンバー選考も本格化していく。

24歳以上のオーバーエイジ(OA)枠について、指揮官は既に採用を決めている。五輪の男子サッカーは1992年のバルセロナ五輪で「U-23」の年齢制限が設定され、OA枠は96年アトランタ五輪から採用されている。

最大3人の枠をどのようにして使っていくか。最終的には五輪本大会の前哨戦となるトゥーロン国際大会(5月18日~29日)の結果と内容を踏まえて、決めることになるだろう。

ただ現時点で、国際サッカー連盟(FIFA)はOA枠の選手招集に関して五輪代表チームの拘束を認めていない。そうなれば日本サッカー協会がOAで欧州組を呼びたい場合、所属クラブとの交渉が必要となる。

たとえクラブ側が認めたとしてもA代表は9月からロシアW杯アジア最終予選が始まるため、A代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が難色を示す可能性もある。オフを削り、かつ暑いブラジルで戦うことで、その後のコンディションに影響が出てしまう懸念があるからだ。

今は様々なことを想定しながら、ある程度幅広くリストアップしている段階だと思われる。

これまで日本はアトランタ五輪でOA制度を使わなかったものの、00年シドニー五輪ではGK楢崎正剛(名古屋グランパス)、DF森岡隆三(元清水エスパルス)、MF三浦淳寛(元横浜F・マリノス)と3枠を使用。続く04年アテネ五輪ではGK曽ケ端準(鹿島アントラーズ)、MF小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)が招集されている。

また08年の北京五輪では再びOA枠を活用しなかった。