永田町ディープスロート

石原慎太郎都知事
「おい若僧、ジジイ新党なんて呼ばせねぇ」

『たちあがれ日本』のキーマンに「参院選出馬」
「小沢一郎幹事長との仲」を緊急インタビュー

2010年04月23日(金) FRIDAY
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「20代、30代も一緒になって、この新党を支え合おうじゃないか」--。
結党会見でこう訴えたのは、『たちあがれ日本』の命名者・石原慎太郎・東京都知事(77)だ。
石原氏の「参院選出馬→新党合流」はあるのか。キーマンに緊急インタビューを断行した。

 新党を立ち上げた理由は、そう、日本が駄目な国になったということに尽きるね。最近、都知事として首都大学東京の入学式に出席したのだが、こんな常識も通用しなくなったのかと呆れたことがありました。

 学長、理事長の式辞の後に私が祝辞を述べるという流れで式典が進み、そのたびに若い女性司会者が「みなさん、ご起立ください」と立たせるんだが、その際、決まって礼をさせないんだよ。

 「おい、立たせておいて礼をさせないって、どういうことだ」と叱って礼をさせたんだが、父兄の席から拍手が起きた。しかしまあ、大学生にもなって入学式に父兄同伴という時点で、いかがなものかと思うが。

 日本は「平和の毒」が回りきった。率直に言って、おかしな国になった。それは政治家にも言える。トヨタの大規模リコール(無料の回収、修理)問題が起き、豊田章男社長がアメリカ議会の公聴会に出席させられたが、なぜあの時、日本の政府高官が出て行ってトヨタ・バッシングに抗議しなかったのか。国家というものは複合的にできている。

 企業は企業、政治は政治と分けて考えるものではない。逆に、アメリカの露骨な対日政策を指摘してバッシングするくらいの政治家、官僚はいなかったのか。不甲斐ない。

 『たちあがれ日本』に向けられる批判の根幹は、年寄りが集まって何ごとかしても魅力がないという一点だろう。しかし、65歳以上でないと、分からないことがあるんだよ。戦前、戦後の荒廃とか混乱を知っているゆえの相対感覚があるから、「現在と過去の比較」ができるわけだ。

 さらに、確たる国家観があるから、目標ははっきりしている。情念的な目標だ。「強い日本」にすること。経済、外交、そして教育面で、強い日本を作ることに、平均70歳の仲間は命を燃やすんだよ。

 日本がおかしくなった理由は、小泉純一郎元首相が進めた新自由主義、極端な市場原理主義で「金銭フェティシズム」が蔓延したからだ。ホリエモンなる男が 言っていた「カネを稼いで何が悪い」という理屈。リーマンショック以降、そうも言えなくなったようだが。そして、この金銭フェチに政治家が阿っているのが 現状だよ。

『たちあがれ日本』の結党会見に「応援団」の石原慎太郎氏も姿を見せた(4月10日、ホテルニューオータニ)〔PHOTO〕鬼怒川 毅 (以下同)
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