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ビジネスパーソンが意外と知らない「夢」の有効活用法
朝起きたら、内容をメモすべし!
〔PHOTO〕gettyimages

上司が夢に出てきたら

一神教になじみの薄い日本人にとって、世界の宗教を理解することはたいへん重要です。今回は、そのことをもう少し深めて、宗教を糸口としながら「夢」と「無意識」の重要性についてお話ししたいと思います。

キリスト教の中でも、カトリックは「プレモダン」、すなわち前近代的な思想を基本的に維持しています。近代以前の世界観とは、「地球は球体ではなく平らである」とか「天には本当に神様がいる」といった類のものです。

今の世の中では、かえってこのようなプレモダンの世界観が強い影響力を持つようになっています。「近代文明は、もはや限界に近づいているのではないか」と感じる人が増えているからです。

例えば環境問題や原発、核兵器など、私たちの社会は様々な問題を抱えていますが、カトリックは原則的にこうした「近代の産物」そのものを認めません。神が作った秩序に反していますから。

カトリックでは、「神の作った秩序は最初から完璧なのだから、『進歩』などあり得ない」と考える。人間の命も、あくまで神の意思によって誕生するのであって、セックスはその「きっかけ」にすぎないと考えます。ですから、彼らは人工妊娠中絶を絶対に認めないのです。

ちなみに、ご存知の通り、キリスト教ではイエス・キリストが死んだあと、復活したと信じられています。私たち現代人は「死んだ人が復活なんてするものか」と思いますが、実は古代世界においては、復活というのは珍しいことではありませんでした。