通勤時間、労働時間、残業時間…どれをとっても東京は長すぎる!
東京都HPより

全国の自治体で初の試み

これからの日本は、女性が活躍する社会でなければならない。様々な制約で、人生の行路を変えなければならない、家庭と両立できないから仕事をやめなければならない、といった状況は改善すべきである。

私は、重要政策の一つとして、東京を「女性が輝くまち」にすることを唱っている。そのために、待機児童の解消をはじめとする施策を次々と展開しているが、このたび『東京都女性活躍推進白書』を発行した。これは全国の自治体で初の試みであり、また国に先駆けて大胆な政策を打ち出そうという意欲の表れである。

一部500円(概略版は100円)で入手できるので、是非とも多くの都民、そして国民にお読み頂きたいと思っている。

昨年は、『東京防災』という本を、都内の全世帯に無料配布したが、たいへん好評で、高い評価を受けた。都外の住民などからも「買いたい」という要望が多く寄せられ、今では一部140円で市販するまでになっている。女性白書もまた、防災ブックと同様に、広範に活用されることを期待している。

女性白書のサブタイトルは、「男性も女性もいきいきと豊かに暮らせるまち・東京の実現に向けて」となっており、まさに政策の眼目が表現されている。そのような目標を達成するには、まずは現状を把握する必要がある。

そこで、東京の女性に焦点を絞って、数々のデータや意識調査で現状を浮き彫りにし、そこから課題を抽出した。また、自ら障壁に挑戦し、克服している女性へのインタビューも掲載し、問題解決へのヒントとした。

そのような作業から、長時間通勤・長時間労働、出産・育児・介護などで離職を余儀なくされる女性、子育てに参加したくてもできない男性など、東京という大都市ならではの現状も明らかになった。以下では、本書の内容について、紹介していく。

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