M男奴隷と結婚した女王様が明かす「驚きの夫婦生活」~異色作『亭主元気でマゾがいい!』で話題

M男奴隷と結婚したSM女王様が、結婚生活を中心とした日常を描く、異色のドキュメント漫画『亭主元気でマゾがいい!』。単行本の第一巻が発売され、話題となっている。SMの女王様がなぜ漫画を…?「奴隷」との結婚生活が成立するのか…?

次々と浮かぶ疑問を、作者の六反(ろくたん)りょうさんにぶつけてみた。

漫画を描くよりのめり込んでしまった…

はじめまして。私は新人漫画家であり、元・女王様です(でもM男奴隷と結婚したので、現役女王様なのかもしれません)。名前は六反りょうと言います。今回、『現代ビジネス』からの依頼を受けまして、私とM男の夫との結婚生活について書いてみようと思います。

まず女王様という職業について少しお話させてください。

私は漫画家になるために脱サラし、一切貯金がない状態で25の時に上京しました。東京という自由な土地で何者にも縛られずに何がやりたいのか…と思った時、なぜだかSMの女王様という仕事が思い浮かんで、すぐに面接を受けに行きました。とはいえずっとSM嬢として働くつもりはありませんでした。むしろ色んな変わった仕事を転々とすることで漫画のネタをどんどん増やしていこうという作戦だったのです。

ところがこの女王様という仕事の思わぬ面白さに気づいて、いつの間にかずぶずぶと5年間も働くことに…!私は上京してから2年ほど、一切漫画を描く気が湧かなくなるくらいこの仕事にのめりこみました。

ただのバイトのつもりだったのに…

私が夢中になった女王様という仕事ですが、ざっくり説明させていただくと、2種類の職場があります。1つめは「SMバー」、2つめが「SMクラブ」です。

SMバーとはSMがコンセプトの飲み屋で、基本的にはお客さんと会話をして、お望みであればカウンター越しで簡単なSMプレイをします。したがって、SMバー勤務の女王様はお客様と二人きりになり本格的なSMを行うことはありません。

一方SMクラブとは、完全なる個室で本格的なSMプレイをお客様と基本1対1で行う場所です。

私は前者のSMバーにて勤務しておりまして、来店したお客さんと簡単なSMを行っていました。さらに、私が働いていたお店は毎晩ショーがあるところでしたので、緊縛などの高度なSMの技も覚えました。

バーとクラブでは給料も雰囲気もまるで違いますが、思うに最も決定的な違いは、一般人(つまり全くSMに興味がない人)と触れ合う頻度です。