企業・経営

すしざんまい社長が、あの「海賊壊滅作戦」の真相を語った!

ミサイルでは、解決できないことがある

きめの細かさ、柔らかさ、脂の乗りを目利きして、それ以下の点数と判断するものはお出ししません。ほかの寿司店なら提供する水準であったとしても、納得しない限りうちは刺身としても出しません。

「ちょっと落ちるな」と感じたら、焼き魚にします。それよりも落ちるなら、煮魚ですね。煮魚にもどうかと思ったら佃煮にします。それでもダメなら、お客様に提供できないから廃棄? ……とんでもありません! そんなもったいないことは絶対にしません。ならば私は、肥料にすることを考えます。肥料として考えたら、こんな贅沢なものはないかもしれませんが、肥料も品質が大事です。

これはマグロに限らず、すべての魚にいえることです。

日本各地、いえ世界各地のみなさんが、この築地の地に足を運び、喜んで寿司を食べてくださる。それこそ、飲食業に携わる者にとって最大の喜びでしょう。賑わいを取り戻した築地で、私は人の喜びのために働く幸せを噛み締めています。

「人は一人では生きていけない、人の喜びによって生かされている」

これは、私が口癖のようにして使う言葉のひとつです。また、バブル崩壊後の文字通りゼロから、現在の賑やかな築地になるまで、その姿を見届けてきた私の偽らざる思いでもあります。

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