企業・経営

すしざんまい社長が、あの「海賊壊滅作戦」の真相を語った!

ミサイルでは、解決できないことがある

そして、およそ3年。試行錯誤をしながら、ジブチをはじめ、ソマリア沖で漁業ができる人たちとビジネスをするための準備を進めてきました。現地の人たちに魚を獲ってもらって、それを私たちが買うための仕組みをつくろうとしています。今はまだ、採算が取れるような水準ではありませんが、将来的にはきちんと利益が出る目算は立っています。

その間も、アルカイダの問題があったり、ISIS(イスラム国)の問題があったり、国際的に危険な問題もたくさんあるのですが、いろいろな角度からの協力の下で、少しでもジブチやソマリアの人たちの暮らしがよくなるよう、微力ですけれども、応援させていただいています。目先の利益、儲けが第一ではなく、求められることに応えていくことも「商売」ではないか、と思うからです。

おかげさまで2013年には、スリランカのマヒンダ・ラジャパクサ大統領(当時)、ジブチのイスマイル・オーマル・ゲレ大統領がそれぞれ来日された際に、お会いすることもできました。ジブチ政府からは、これまでの活動を認めていただいて、勲章までいただきました。これは私の宝物です。

寿司に使うマグロは「98点以上」だけ

さて、「すしざんまい」といえばマグロを思い浮かべる方が多いかもしれません。実は、マグロの買い付けは、とても難しい仕事です。1本200万円、300万円もするマグロを買い付けても、いざ解体してみたら質が悪かった、などということはよくあります。生き物を相手にする難しさです。

私が目指すマグロの質を「100点満点」とするならば、滅多にないことですが、時に「100点満点」以上の素晴らしいマグロに出会うこともあります。反対に、90点、80点のマグロだったりすることもあります。

「すしざんまい」が寿司としてお客様に提供するマグロは、感覚的なものではありますが、「98点以上」のものだけです。私は、マグロの質にはいっさい妥協しません。だから、ストライクゾーンを2%くらいの幅に設定しています。