賢者の知恵
2016年03月24日(木) 週刊現代

証券会社の社員が「知っているけど客には教えない」投資術
~3月に仕込んで4月に爆儲け、が常識だそうです

週刊現代
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今年は選挙イヤー。「安倍-黒田-麻生」による政策相場の儲け方にもコツがある〔PHOTO〕gettyimages

4月から夏を超え、秋から年末まで。株式カレンダーに従って、今年はもうやるべき「投資術」が決まっている。そのやり方の詳細から、具体的な銘柄選びの手法まで。こんな儲け方があったのか。

まずは4月の短期決戦だ

日本株は2月の暴落期を底値に、3月からは「戻り相場」に入った。兜町の証券マンたちはいま口々にそう語る。原油価格は底入れの兆しで、世界経済も最悪期は脱したから、ボロボロだった日本株も連れ高でここからグイグイと上がっていく。だから、いま下がっている株を仕込めば、4月には確実に儲けられる。大きな声では言えないが、証券会社の社員の間では「常識」だ。

「特に短期勝負でいけば確実に儲けられる可能性が高い。3月中に仕込んだらそのまま上昇相場に乗って、1ヵ月以内に利益を確保して売り払う。狙うのは、たとえば原油価格の底入れの恩恵を享受できる三菱商事。IHIは、工事トラブルで業績が悪化しているが、4月から来期の大幅増益期待が高まれば株価上昇の流れに入る」(証券アナリストの植木靖男氏)

4月は機関投資家たちにとって「新年度入り」のタイミング。市場にはフレッシュな新規マネーが入ってくるので、爆騰銘柄が出やすいという業界特有の要因もある。

「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)などの大型機関投資家が買いを入れるのは主力株。中でも、為替リスクが小さく、テーマ性のある銘柄こそ物色されやすい。いまならソフトバンクグループ。すでに米国では企業分割すれば投資価値が上がると騒がれ出していて、株価7000円超えも期待できる。ソニーは円高の悪影響を受けないうえ、リオ五輪に向けて4Kテレビ特需があるのに株価は割安。リバウンドを狙う好機」(フィスコ情報配信部長の村瀬智一氏)

ただし、上がれば下がり、下がれば上がるのが最近の日本株の「体質」。上がり出した株価はまたすぐに調整する可能性があるので、ひとまずは深追いしない「短期勝負」を心掛けたい。

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