キケンな「ブラック企業」はこう見抜け! ~たった一つの指標でわかる現役東大生が明かす「成功する就活の秘伝」

2016年03月14日(月)
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このグラフを見た途端に、瀧本ゼミ生であれば全員、この江守ホールディングスは「危険」だとわかります。

「キャッシュフロー計算書」に掲載されている3つの指標はそれぞれ、
・営業キャッシュフロー:本業で稼いで、入ってきたお金(+であるほどいい)
・投資キャッシュフロー:投資で使ったお金(積極的に投資している場合は?)
・財務キャッシュフロー:借りたお金と返したお金の差し引き(借金を増やしている時は+)

を表しています。

江守ホールディングスについて見てみると、売上は伸びているはずなのに、どんどんお金が出て行っていて(営業キャッスフローが-)、借金が膨らんでいる(財務キャッシュフローが+)。つまり実際には本業によって稼げておらず、その分負債を増やしているということがわかるのです。

難解な有価証券報告書の全てを読み解くのは困難でも、1ページ目にも掲載されている「キャッシュフロー計算書」が何を表すのかをわかっているだけで、ひとまず企業が本当にお金を稼いでいるのか、お金に困っていないかが一目瞭然です。このように、実は企業分析はほんの数パターンさえ覚えてしまえば簡単にできるのです。

このほかにも、総資産に占める負債の割合を示す「有利子負債比率」や、企業の持つ在庫が捌けるまでの日数を示す「棚卸資産回転期間」などの指標も覚えておけば、いろいろな角度から企業の内情を知ることができます。

これらについての詳しい説明は、拙著『進め!!東大ブラック企業探偵団』で、東大生探偵団の活劇を描く形式でわかりやすく解説したつもりなので、ぜひ参照してほしいです。

次回は、こうした瀧本ゼミの企業分析術を使って、学生に馴染みの深い外食企業の「鳥貴族」を徹底的に調べた事例を取り上げます。乞うご期待!

 

進め!!東大ブラック企業探偵団』大熊将八著

「Tゼミ」企業分析ノートのノベライズ。問題企業、業界を徹底分析して実態に迫る、ますます残酷な社会となる日本で、幸せに「働ける会社」「働けない会社」とは?……『未来工業』『キーエンス』『日本M&Aセンター』……ニッポンを救うホワイト企業はここだ!! 話題のニュース共有サイト「NewsPicks」の人気コンテンツ待望の書籍化 

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