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メッツ、メジャー史上最高の先発ローテ誕生か

2016年03月07日(月) スポーツコミュニケーションズ,杉浦大介
(アレックス・ロドリゲスと並び、NY野球界最大のビッグネームとなったマット・ハービーは今年も多くの話題を提供してくれるか Photo By Gemini Keez)

2016年はメッツにとって収穫の年――。

昨季、2000年以来のワールドシリーズ進出を果たしたタレント集団は、近年最高の前評判で今季開幕を迎えることになる。

最近ではニューヨークでの注目度もヤンキースに勝るとも劣らず、メッツの選手たちが地元紙の見出しを飾ることも多い。

しかし、それだけ期待度が高いということは、プレッシャーも厳しくなる。“必勝”の重圧に包まれる中、メッツは2年連続プレーオフ進出を果たせるのか。中でもメジャー最高級の評価を勝ち得る先発陣は、地元ファンを喜ばせる結果を出せるか。

今回は今季に向け、メッツの4つの見どころをピックアップし、躍進チームの行く末を予想していきたい。

すべては豪華ローテーション次第

チーム最大の見どころが、“メジャー最高”と称される先発投手陣であることは言うまでもない。

速球の平均球速を見ても、マット・ハービー(95.9マイル)、ジェイコブ・デグロム(94.9マイル)、ノア・シンダーガード(97.1マイル) の3本柱は昨季すべてリーグ5位以内(140イニング以上を投げた先発投手中)。その後に、こちらも速球は常時94~96マイルを掲示する大型左腕のスティーンブ・マッツが続き、背後には 大ベテランのバートロ・コローンも控える。

昨季14勝を挙げたコローンが5番手を務める先発陣は驚異。さらに6~7月には、トミー・ジョン手術を受けて昨季を棒に振ったザック・ウィーラー(2014年の平均球速95マイルはメジャー5位)も復帰してくる。

質量ともに豊富なこの先発陣を、ESPN.comのバスター・オルニー記者は全30チーム中で1位にランク。まだ若い俊才たちが順調に伸びれば、2016年のメッツ先発陣は“史上最高”と呼称される可能性すらあるだろう。

(100マイル以上の速球を軽々と投げ込むシンダーガードにとって、怖いのは疲労と故障くらい Photo By Gemini Keez)

もっとも、不安材料がないわけではない。

トミー・ジョン手術から復帰1年目のハービーは昨季に216イニングを投げた。デグロム、シンダーガードの投球回数も、前年比でそれぞれ75.2、65イニングの増加。去年に予想外の形でワールドシリーズまで突っ走った疲れが、今季に出ても不思議はない。

チームの生命線である先発投手たちを保護するべく、テリー・コリンズ監督の起用法にも注目が集まる。ウィーラー復帰後もコローンを先発に残し、6人ローテーションを採用することもあり得そうだ。

昨季成績   先発数  勝敗   防御率
ハービー    29戦 13勝8敗   2.71
デグロム    30戦 14勝8敗   2.54
シンダーガード 24戦 9勝7敗  3.24
マッツ     6戦  4勝0敗  2.27
コローン    33戦 14勝13敗   4.16
ウィーラー   昨季登板なし
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