ゴルフ
松山英樹と岩田寛の「台頭」を、米メディアはどう見ているか
Welcome or Not ?
電光掲示板に映し出された松山の新しい紹介文〔PHOTO〕Sonoko Funakoshi

文/舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)

「ジャパニーズの活躍はすごいね」

先週のノーザントラスト・オープン2日目のこと。松山英樹の組に付いてロープの内側を歩いていると、米ツアーのルール・オフィシャルに出くわした。

「このところジャパニーズ・プレーヤーがすごいね。こんなにジャパニーズの活躍が目立つのは初めてだね」

松山英樹がフェニックス・オープンで米ツアー2勝目を飾ったばかり。大観衆が見守る中、米ゴルフ界で最大人気を誇るリッキー・ファウラーに競り勝った松山の熱い勝ちっぷりは、米ゴルフ界に強烈な印象を与えたようで、次戦となったノーザントラスト・オープン会場内の電光掲示板には、このような紹介文が映し出されていた。

「リッキー・ファウラーとの4ホールのプレーオフに競り勝ったヒデキ・マツヤマ」

松山が堂々たる勝利を挙げた翌週、今度は岩田寛がペブルビーチ・ナショナルプロアマで優勝戦線に浮上した。

米国屈指の名門コースが舞台。世界に名を馳せるセレブたちがアマとして参加している由緒ある大会。その最終日最終組を岩田とともに回ることになったのは、米国の国民的スターであるフィル・ミケルソンだった。そのため岩田に対する注目度も一気に急上昇した。

岩田は初優勝こそ逃したものの、4位に入る大健闘。そして、その翌週のノーザントラスト・オープンでは、再び松山が優勝が十分に狙える位置へと昇り始めていた。

こうして3週連続で米ツアー関係者の意識に「ジャパニーズ」が強くインプットされる展開になった。だからこそ、ロープ内で出くわしたルール・オフィシャルは、私への挨拶がわりに「ジャパニーズの活躍はすごいね」と言ったのだろう。