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40男が陥りがちな哀しき「モテ錯覚」 
「もしかして俺、イケてる?」と思い込む人たちへ

[Photo]iStock


文・大宮冬洋/ライター

中年男の恋愛が見苦しい

僕は今年で40歳になる。バツイチだ。4年前に大学時代の同級生と再婚し、愛知県の小さな町に移住した。ときどき東京などの都会に行ってインタビュー取材をしている。9割は恋愛や結婚に関する内容である。

プライベートでも会食が好きなので、友人や仕事仲間と飲み交わすことも多い。この数年で気になっているのは、同世代の40歳前後の既婚男性が「恋愛市場」に戻り始めていることだ。

彼らは離婚して独身に戻ったわけではない。結婚し、子育てをし、まともな会社で働いている。決して不幸というわけではない。しかし、40代前後という「決定的に中年」の年頃に突入した途端に恋愛を始めるのである。

彼らの恋愛の仕方はかなり見苦しい。僕が見ただけでも、昼休みのオフィス街の定食屋で近くに座ったOLに手当たり次第に声をかける、結婚指輪を外して合コンに紛れ込む、10年ぐらい前に「いい仲」だった独身女性にもう一度アプローチする、「主婦合コン」で知り合った女性とW不倫をする……。欲望に身を任せたアホ行動が多いのだ。

しかも、本人たちには、「自分が見苦しい」という自覚がない。なぜ40男はこうなってしまうのか。

他人事のように分析する前に、僕自身の恥をさらすべきだろう。つい先日、10歳以上も年下の女性に失恋してしまった。