The New York Times

なぜ散歩するだけで「悩みグセ」が止まるのか?~驚くべき効能の秘密

脳の働きが変わり、ストレスも減る

2016年01月31日(日) グレッチェン・レイノルズ
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〔PHOTO〕iStock

文/グレッチェン・レイノルズ

自然を訪れることが脳に及ぼす物理的影響について、興味深い新しい研究結果が発表された。それによると、公園の中を散歩すると頭が鎮まり、その過程で脳の働きが変化してメンタルヘルスが改善される可能性があるという。

現代人の多くは都市に住み、何世代か前の人々と比べると、緑のある自然環境の中で過ごす時間がはるかに短くなっている。

さらに多くの研究によると、都市に住む人は都市の中心部から離れた所に住む人と比べて、不安神経症や抑鬱症、その他の精神病にかかるリスクが高いことも明らかにされている。

こうした病の発症は、ある程度相互に関連性があることを示す研究結果が増えている。多くの研究では、緑がある空間へのアクセスが少ない都市の住民は、公園の近くに住む人より心理的問題をもつケースが多いことが判明している。

また自然を訪れる都市の住民は、最近外に出ていない人と比較して、直後のストレスホルモンのレベルが低いことも分かっている。

しかし、公園やその他の緑がある空間に行くことが、どのようなメカニズムで気分を変えるのかということは、これまで明らかにされていない。自然を体験することが、実際に感情面での健康に影響を与えるような形で脳を変えるのだろうか?

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