雑誌
絶好調!大河ドラマ『真田丸』
真田・徳川家の子孫が明かす「謎と真実」

〔PHOTO〕NHKホームページより

大河ドラマ『真田丸』がスタート、主人公は日本史でも屈指の人気者・真田信繁(幸村)とあって、滑り出しは上々だ。真田の前に立ちふさがるのは後の将軍・徳川家康。そんな両家の子孫が語りつくした。

生き残るのに必死だった

司会・山本博文(東大史料編纂所教授、以下山本) 本日は、NHK大河ドラマ『真田丸』のスタートを記念して、信州松代・真田家ご当主の真田幸俊さん、徳川宗家(将軍家)19代の徳川家広さんに対談をお願いします。お二人とも、昨年から今年にかけてご先祖関連の行事でお忙しいのではないですか。

徳川 私は'15年は「徳川家康公没後400年」ということで、日本全国の東照宮に呼ばれて忙しくしていました。

真田 私もこうした取材とかイベントですとかで家を空けることも多くなりました。

山本 まず、『真田丸』の時代背景を説明しましょう。ドラマの主人公になる真田信繁は、滅びゆく豊臣家に最後まで味方し、敵の徳川家康を悩ました戦国武将です。

『真田十勇士』など後世の講談本で「真田幸村」として有名になりましたが、史実的にはドラマどおり信繁が正しい名です。彼と兄・信幸ですと、一般的には「敗者のヒーロー」として信繁(幸村)が有名ですが、実は幕末まで続く大名家として真田の家名を残したのは兄の信幸でした。

真田 はい。信幸(後に改名して信之)は松代真田家初代当主ですから、私は信幸から数えて14代目の子孫になります。

山本 ドラマではこの兄弟と、戦国屈指の策略家だった二人の父・真田昌幸の3人が中心人物といえるでしょう。そして彼らが織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と変わっていく天下の覇者たちにどう対峙していくかが見所です。序盤では、真田の旧主だった武田家の滅亡が描かれています。