「ナッツ類」があらゆる死亡率を下げる! ダイエットや便秘予防にも効果アリ、その偉大なパワーとは

2016年01月30日(土) ジェーン・ブロディ

ジェーン・ブロディThe New York Times

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米国小児科学会が2000年に出したガイドラインでは、ピーナッツ・アレルギーのリスクを抑えるために、3歳まではピーナッツを控えることを推奨していた。同学会はその後、その主張を翻し、生後4ヵ月から6ヵ月の乳児に特定の食物を控えさせることで、アレルギーを防げるとした考えには根拠がないと指摘するようになった。

現在はさらにその主張を展開し、窒息を防ぐために、乳児にはナッツ類を丸ごと与えずに、すりつぶしたもの、あるいはバター状にしたものを与えるべきであると主張している。

ピーナッツを食べる人ほどBMPが低い

ナッツ類と健康の関係性の話題に戻る前に、ダイエットに興味をもつ読者に知っておいてもらいたいことがある。それは適度な分量のナッツ類の摂取は肥満の原因とはならず、かえって減量とその維持に効果があるということだ。

そう、相対的に言えば、ナッツ類は脂肪が豊富だ。その脂肪は、グラム当たりのカロリーがタンパク質(9カロリー)や糖(4カロリー)よりも高い。アルコール(7カロリー)よりも高いぐらいだ。

しかしパデュー大学のリチャード・マッツ博士が他の研究者とともに、米国と海外で相当数の人を調査した研究によると、ナッツ類を食べる成人は、食べない成人よりも体重が軽い傾向にあった。子どもの場合も、ピーナッツをよく食べる人は、食べない人と比べ、体格指数(BMP)が低かった。

ナッツ類を多量に食べても、2体重にはほとんど影響を与えることがないことは、複数の臨床試験が証明している。しかしより重要なことは、食事にナッツ類を含めた被験者は、そうでない被験者よりも、体重を減少させ、さらにウエストのサイズと体脂肪も下げているという事実である。

ナッツ類がなぜウエイト・コントロールに有効であるのだろうか。

ひとつの説明として挙げられるのは、ナッツ類は脂肪とタンパク質の含有量が多いことだ。そのため、お菓子や炭水化物の摂取を抑えることができる。

もうひとつの説明は、ナッツ類をとくに丸ごと食べた場合、カロリーをすべて吸収することができないということだ。なぜならば、ナッツ類は体内の酵素によって分解されにくい性質をもっているからだ。

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