「ナッツ類」があらゆる死亡率を下げる!
ダイエットや便秘予防にも効果アリ、その偉大なパワーとは

ジェーン・ブロディ
〔PHOTO〕iStock

文/ジェーン・ブロディ

不幸にも私は、人生の半分以上を自然界にあるもっとも完全で健康によい食物を避け続けてきた。その食物とは、ピーナッツを含めたナッツ類だ。私が十代の頃は、ナッツ類を食べると太るし便秘になるという誤った情報が知られていた。それは当時の私が絶対に避けたいと思っていたことだ。

ところが、最近の研究から私が知ったことは、それとは反対の事実だった。それで今では毎日、朝食やサラダ、サンドイッチ、スナックと一緒に、ナッツやナッツバターを堪能している。外に出かけるときは、少し塩をふったピーナッツを袋に入れ常に携帯している。車には、瓶入りのピーナッツバターを常備さえしている。

あらゆる死亡率を下げる

ナッツ類の効果については、いくつもの調査が行われている。例えば7万6464人の女性を対象にした「看護師健康調査」や、4万2498人の男性を対象にした「医療関係者追跡調査」などの大規模調査だ。

こうした調査の結果、ナッツを多く食べる人は、いかなる年齢においても、食べない人と比較して、特にガンや心臓疾患による死亡率が低いことが分かった。また、スペインで行われた臨床試験は、ナッツ類を多めに取った地中海式食事法を実践している人は、死亡率が低いことを明らかにした。

しかしながら、研究者は調査の結果に影響を与える可能性がある他の因子を配慮していたにもかかわらず、これらの研究のほとんどは比較的裕福で教育レベルが高い白人を調査対象にしていた。つまり死亡率の低下は、ナッツ類の摂取ではなく、調査対象者の他の特性に起因している可能性があるとも考えられるのだ。

ところが最近、黒人、白人、アジア人など多様なエスニックグループにおいて、社会経済的に低位の人を対象にした大規模調査においてもまた、ピーナッツを含めたナッツ類と健康には強い因果関係があることが分かった。調査対象者の多くは、早死に、喫煙、肥満、高血圧、糖尿病といった深刻な危険因子を抱えていた。

この結果は、2015年3月、ヴァンダービルト大学医学部の研究者が、「JAMA Internal Medicine」で公表したものだ。調査は米国南部、および中国上海に住む20万人以上の男女を対象に行われた。より多くのナッツ類を食べる人は、あらゆる要因においても、死亡率が低かった。とくに心臓病と脳卒中では、その傾向が強かった。

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