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中島みゆきかユーミンか、吉永小百合か大竹しのぶか……決定!いま歴史に残すべき日本人100人【芸能・文化・その他編】
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【芸能編】中島みゆきかユーミンか、吉永小百合か大竹しのぶか…
50年後、100年後に語り継がれるのは?

刹那の芸では残らない

いつの日もお茶の間を賑わせてきた、お笑いの大家たち——そのうち誰が後世に語り継がれるか。

「ビートたけしはベースにあるものが広い」と語るのは評論家の呉智英氏。

「映画監督、美術家としての評価も高い。多面的な文化を背景にタレントをやっている」

同じく評論家の本橋信宏氏もたけしを推す。

「'80年代の漫才ブーム絶頂のときにも、『このブームはいつか終わる』と冷めた目で見ていたのがたけし。常に客観的に自分が見られる人です。こういう人のほうが息が長いでしょう。その意味で、タモリも客観的。物まねや形態模写がうまいのもそういう独特の観察眼があるからです」

萩本欽一は「非常に才能のある人だが、テレビタレントの域を抜け出ず、たけしやタモリのような広がりが感じられない」(呉氏)という評価が目立った。

同じく明石家さんまもテレビの中での存在感は圧倒的だが、後世に名を残せるかという意味では疑問符がつく。テレビをつければ、いつも彼がいる。その存在感は現代を生きる日本人にとって空気のようなものだ。

しかし、彼のトークを生で見ることのできない未来の世代にとっては、その存在価値がわかりにくいだろう。サブカルチャーに明るい経済学者田中秀臣氏が語る。

「さんまの番組を録画してくり返し見る人はいません。名前だけ残っても、その芸や演技がふり返られることは少ないのです」