50ヵ国語を話す日本人医師が伝授!語学学習「基礎のキソ」

新名 美次

「なぜ?」よりも「覚える」

また、語学の上達の秘訣は、「疑わず、そのまま受け入れる」ことである。社会人の場合、自分なりの意見や批判などがあるのは当然だが、最初の学習段階では、小学1年生が初めて勉強をするように、すべてを吸収するつもりで、暗記する。「なぜ?」よりも「覚える」ことが肝心だ。

どこの国の言葉も、長い歴史を経て現在の形になっている。例えば、英語を例にとっても、「この文法はなぜこうなるのか?」と疑問に思い始めたら、あなたは英語の成り立ちまでさかのぼって勉強しなければならなくなる。

もし、あなたが言語学者になりたいのなら、言葉の一言一句に気を使い分析してゆけばよいが、まず、話せるようになり読めるようになりたいのなら、言語の歴史をひもとく時間より、人類の先祖が築いてきた言語のすべてを信じ、疑いや迷いなく覚えることに集中したほうが、より簡単で、確実にあなたのものになるのだ。