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最強ホークスとヤクルト躍進の背景にあった「変化」〜改革に消極的な球団は来年も勝てない!

2015年のプロ野球を振り返る

2015年12月27日(日) スポーツコミュニケーションズ,佐野慈紀
〔PHOTO〕wikipedia

福岡ソフトバンクが日本一連覇を達成して幕を閉じた今シーズン。12球団の戦いぶりを見ていて感じたことは、ソフトバンクの圧倒的な強さと東京ヤクルトの躍進です。

改革を遂げた鷹と燕

工藤公康新監督のもと球団創設初の連覇を達成したソフトバンクは、一年間通じて安定した強さを誇りました。新人監督は、新しいことを取り入れたがる傾向があります。しかし、工藤監督は前年度日本一のチームを無理に変えようとはしませんでした。当たりのことを当たり前にやり遂げた結果が日本一をもたらしました。

一方、14年ぶりにセ・リーグ優勝を果たしたのは、昨シーズン最下位だったヤクルトです。開幕前にヤクルトの優勝を予想した者はほとんどいなかったのではないでしょうか。

最下位のチームを変えたのは、真中満新監督の存在です。春季キャンプの頃から、今年はチームの雰囲気が違うなという印象を受けました。監督が常に明るかったので、選手の雰囲気も自然と良くなり、意識も変わったのでしょう。しかし、リーグ優勝するまで変わるとは予想外でした。

今年のプロ野球を一言で表すとしたら「変化」が相応しいでしょうね。真中新監督によってチームの雰囲気が変わったヤクルト。そして、基本的な方針は変えなかったものの、監督を含め、新たな首脳陣でシーズンを戦ったソフトバンク。

セ・リーグの場合は、前評判の高かったチームが勝てず、最下位だったヤクルトが優勝しました。パ・リーグも、改革に成功できなかったチームが負けています。変化を遂げたチームが結果を残した一方で、変われなかったチームが苦しんだ年でした。

来季は巨人、横浜DeNA、阪神、東北楽天の4球団が新監督のもと始動します。成績が伸び悩んでいるのにもかかわらず、改革に消極的なチームは、今後、より一層苦しむでしょうね。各チーム新戦力が加わり、少なからずチームの雰囲気は変わると思います。2016年はどんな戦いが繰り広げられるのか、今から楽しみです。

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