賢者の知恵
2015年12月27日(日) 荻田和秀,坂本美雨

「不妊治療」も「養子縁組」も40代で限界!?
知っておきたい光と影

荻田和秀×坂本美雨 『コウノドリ』特別対談【第2回】

upperline
坂本美雨さんと荻田和秀先生

周産期医療を舞台にした物語『コウノドリ』。ドラマは大好評のうちに最終回を迎えました。産科医にしてジャズピアニストという異色の主人公・鴻鳥サクラのモデルとなった荻田和秀先生(大阪りんくう総合医療センター泉州広域母子医療センター長)と、『コウノドリ』の大ファンだという、第一子を出産したばかりの坂本美雨さん(ミュージシャン)の特別対談をお届けします。前回は、流行りの「マタ旅」(マタニティ旅)の危険性や妊娠中の労働などについて。第二回は、「赤ちゃん縁組」の制度、不妊治療、出生前診断について。(構成・徳瑠里香/写真・浜村達也)。

お母さんを支えてくれる人が必要

坂本: 妊娠中を振り返ると、臨月のときがすっごく楽しくて。体調も良かったんです。私は夫にぶつけるタイプなので、妊娠中も比較的気持ちが安定していて、産後のマタニティブルーにもなりませんでしたね(と自分では思ってますが主人はガマンしてたかも?)。

うちの夫は友人たちから「産前産後に嫁のケアをしないと一生恨まれるよ」と脅されていたので(笑)、ちゃんと受け止めてくれました。お産の時にうっかり言うダンナさんの間違った一言が奥さんの心に一生残るらしいんです。

私の友人は陣痛が来て、ダンナさんが仕事ですぐに来られなかったので、必死に荷物をまとめて病院に行ったんですが、少し落ち着いたときに駆けつけたダンナさんが「意外に余裕だね」って言ったそうなんです。ぜったい忘れない、って(笑)。

荻田: ダンナはやっぱりよくわからないんですよね。原作者の鈴ノ木先生は出産に立ち会って赤ちゃんを見て最初に「きったねえな」と言いましたから。正直な人だなあと思ったんですが、嫁ハンにはいまでも言われているかもしれませんね(笑)。

坂本: うちの夫は周りから脅されていたので、出産後もたくさんサポートしてくれました。それから、友人たちがご飯を持ってきてくれたり、仕事復帰後はラジオの収録時にはベビーシッターさんにみてもらったり、すごく人に甘えているんです。

でも、それもなくてたとえば一人だったら鬱になっていたかもしれないし、虐待につながっていってしまうお母さんの気持ちもわかります。虐待の事件のニュースに触れるたびに、どうすればいいんだろうって思っています。

次ページ 日本で赤ちゃんを売買?
1 2 3 4 次へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事


underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ