賢者の知恵
2015年12月26日(土) 荻田和秀,坂本美雨

「マタ旅」は危険!無保険の出産は4000万円程かかる

荻田和秀×坂本美雨 『コウノドリ』特別対談

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荻田和秀先生と坂本美雨さん

周産期医療を舞台にした物語『コウノドリ』。ドラマは大好評のうちに最終回を迎えました。産科医にしてジャズピアニストという異色の主人公・鴻鳥サクラのモデルとなった荻田和秀先生(大阪りんくう総合医療センター泉州広域母子医療センター長)と、『コウノドリ』の大ファンだという、第一子を出産したばかりの坂本美雨さん(ミュージシャン)の特別対談をお届けします。

流行りの「マタ旅」は危険? 妊娠したらいつまで働けるの? 帝王切開のお産って?荻田先生にお産のリスクについて聞き、坂本さんにはご自身の出産・妊娠を振り返っていただきます(構成・徳瑠里香/写真・浜村達也)。

ダンナと一緒に正しいお産の知識を

坂本: 『コウノドリ』が大好きで、妊娠中ずーっと、何度も読んでいました。「妊娠初期に読んだら怖くなっちゃうこともあるんじゃない?」とも言われたんですが、読んでおいてよかったなと思っています。リスクなどについて知らないことがたくさんあって、すごく勉強になりました。

荻田: 『コウノドリ』で描かれているエピドードは全部、僕が経験したり周りで見てきたことなんです。つい最近まで、お産のリスクについては隠す傾向にあってあまり表に出ることがなかったんですが、高齢出産や不妊治療などリスクのあるお産も増えてきていますから、正しい情報をできるだけ発信したいと思っています。ピンチがあったときに、リスクを想定できているかどうかはそのときの余裕にもつながりますから。

インターネットで検索すると、胡散臭い情報が上位にきてしまうことがあり、惑わされてしまう妊婦さんも多いんですよね。それでも妊婦さんとはきちんと話ができるんですが、何かあったときにダンナがパニックになってしまって手がつけられないということがよくあるんですよ。

坂本: うちの夫は本の仕事をしているので、情報を取り入れるのは得意なんです。そもそも『コウノドリ』を薦めてくれたのは夫でした。でも、頭ではわかっているけれど、自分のこととして理解して感情移入してくれているのか?はわかりません。知識がある分協力的ですが、でも、わからないのはしょうがない、と思ってるダンナさんもたまにいますよね。

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