コレさえあれば、料理に迷いがなくなる〜オススメの「鍋」と「6つの定番調味料」
モノは少なく、贅沢に暮らすコツ

これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条小川糸より

若いころとは違い、今は真剣に「ものづきあい」を考えるようになりました。より“楽に”そして“自分らしく”生きるために、誰のものでもない自分だけの「ものづきあい」をしていきたいと強く思うようになったのです。ともに年を重ねていき、私という人間の輪郭をより研ぎ澄ませてくれる。そんなかけがえのない「もの」に出合うための心がけをお話ししましょう。

たったひとつの鍋を”使いこなす”

ここに、雪平鍋がひとつ。

お店でたまたま見つけて買ったものですが、注ぎ口が大きめで持ち手も握りやすく、もう何年も使っています。この雪平鍋があれば、「炒める」「煮る」「味噌汁をつくる」など、たいていの調理はこと足りる万能選手です。いざとなれば、「揚げる」「炊く」もやってのけるでしょう。

モンゴルで遊牧民の暮らしに触れる経験をしてからというもの、「鍋ひとつで何でもできる」自分になりたいという思いが増しました。

「鍋」とひとくちにいっても、スーパーや量販店の鍋売り場には、多種多様な鍋が並んでいます。新聞にも、「これは便利! ○○専用鍋」という広告見出し。著名な料理研究家の方が監修したという鍋もテレビ通販などで人気です。

用途別に開発された各種の鍋をそろえる楽しみもあるのかもしれませんが、私が素敵だなと感じるのは、たったひとつの鍋をいろいろな用途で“使いこなす”知恵や工夫を身につけている人。そのほうが収納スペースも少しで済みます。鍋ってけっこう場所をとりますしね。