銀座の若いホステスに「後藤新平って知ってる?」と訊いてみたら、日本の歴史教育のマズさがよく分かりました。
島地勝彦×黒鉄ヒロシ 【第4回】

撮影:立木義浩

第3回【我々の死後「本当はタバコはよかったのに」となるはずです

シマジ それでは次に、1983年に蒸留所を閉鎖したポートエレンを飲みましょう。

黒鉄 お、それはありがたいです。

ヒノ 黒鉄先生、飲んでもいいですが、その代わりシングルモルト1杯につきネスプレッソ1杯飲んでください。まだ酔ってもらっては困ります。

黒鉄 大丈夫です。今日は久しぶりに立木さんとも会えたし、こうしてシマジさんとお喋りしているのがとっても愉しいんです。全方位外交みたいなところが、またいいじゃないですか。

しかし、ここでいただくお酒はじつに美味い。今日は朝から腰が痛くてたまらなかったんですが、だんだん痛みが引いてきたような気がします。

立木 やっぱり黒鉄さんとシマジでは話術がちがうな。きっとテレビで鍛えられているんだろうね。

黒鉄 たしかにテレビジョンは一発勝負ですから大変です。

立木 推敲出来ないものね。

黒鉄 顔面だけでヘンな奴ってすぐにバレるでしょう。シマジさんはどうしてテレビに出ないんですか?

シマジ わたしは顔が有名になるのが嫌なんです。

立木 この歳になってもまだ夜陰に乗じて悪いことをしたいんだな。

シマジ 黒鉄さんはテレビではいつもアドリブで話しているんですか?

黒鉄 そうですね。台本があっても、覚えられないんですよ。

立木 もしもし、黒鉄さん、あなたはもともと台本に従うような性格じゃないでしょう。

シマジ それはその通りかもしれませんね。