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「ガンにかかるお金」完全リスト
〜種類別、治療法別に教えます

いざという時のために知っておきたい
〔PHOTO〕gettyimages

●大腸ガンや胃ガンはステージによって全然違う
●肺ガンの重粒子線治療は300万円超え
●前立腺ガン、長くつきあうのと手術するのはどっちがいいか
●意外と安い肝臓ガン

もしかしたら明日にでも、あなたや家族に襲いかかるかもしれないがんという病。いざというとき、実際のところどれくらいの治療費がかかるのか? 元気なうちから知っておきたいがんとカネの関係。

借金をして抗がん剤治療

「その患者さんは末期の大腸がんを患っていました。再発でもう手術が難しくなって複数の抗がん剤を使用していたのですが、その費用が自己負担額で月20万円超に上っていました。

経済的に治療を続ける余裕はなかったのですが、親戚から借金をしてなんとか抗がん剤治療を続けていた。しかし、治療を始めて半年を過ぎた頃、『副作用もひどいし、資金が底をついたので』と、その患者さんは治療をあきらめてしまいました」

こう語るのは、都内のがん専門病院で働く内科医である。

がんは、色んな顔つきをしている—専門家たちのあいだでよく交わされる言葉だ。毎日がんと向き合っている医師の目には、攻撃的で転移しやすいがん、おとなしく何年もじっとしているがんなど、その表情が見えるのだ。

日進月歩の現代医療では、それらのがんに対応した多様な治療法が日々生まれては消えていく。当然、かかってくる費用もピンキリだ。