雑誌
経済記者60人がホンネで選ぶ
「すごい会社」と「ヤバい会社」

記事には書けない「企業版ミシュラン」
週刊現代 プロフィール

未来が見えない郵政グループ

続けて「ヤバい会社」を見ていこう。

まずは、昨今なにかと話題のシャープ東芝

「シャープの経営陣は腰が定まらない。構造改革をお題目のように唱えるだけで、稼ぐ力を失った液晶パネルなどで思い切った対策が打てないまま、ずるずると業績が悪化している。『高い技術の製品を作れば買ってもらえる』という思い込みを捨てきれず、市場に対応できていない。

お荷物のテレビ事業で今夏、市場想定価格で180万円以上もする『8K並み液晶テレビ』を売り出した時には、心底、『この会社はヤバい』と思った」(通信社、30代)

「東芝の経営陣は不正会計について、『バレたのは運が悪かった』としか思っていないように映る。幹部を一新した後でも、米原発子会社ウエスチングハウスの巨額減損を隠しており、隠蔽体質は相変わらず。

役員賠償訴訟についても、訴訟対象者を直前まで顧問として遇していたのに加えて、大甘な請求。こんな大人にはなりたくないという幹部ばかり。現場の人たちはマジメなんですが」(経済誌、30代)

11月に上場した日本郵政グループは、将来性に疑問符がつく。

「巨額の預かり資産をマーケットで運用するための十分な能力や体制ができていない。資金を融資に回す与信能力、営業力も欠けている」(通信社、50代)

日本マクドナルドHD資生堂には、「危機意識が足りない」との指摘が出た。

「マクドナルドを取材すると、異物混入問題でも販売促進キャンペーンでも、担当者は杓子定規の説明ばかり。広報活動も、店舗の接客と同じマニュアル対応でいいと考えているように見える。会社の危機的状況を理解できていないのではないか」(経済誌、30代)

「資生堂はトップの外部登用で変革を試みているが、社長の熱い語り口とは裏腹に、社員からは『お手並み拝見』など冷ややかな反応が聞かれる。全社一丸となって現状打破とはなっておらず、社員に当事者意識の低さを感じる」(通信社、40代)