山本昌邦「FootBallマネジメント」

明るいJリーグと暗〜い日本代表
今年のサッカー界を振り返る

2015年12月16日(水) 山本 昌邦
〔PHOTO〕gettyimages

言い訳が許されない厳しさのなかで

2015年も残すところ2週間ほどになりました。そこで今回はJリーグと日本代表の2015年を総括したいと思います。

J1リーグは2004年以来の2ステージ制となり、チャンピオンシップ(以下CS)も行われました。

第1ステージ優勝の浦和レッズ、第2ステージ覇者のサンフレッチェ広島に加え、年間総合勝点で3位のガンバ大阪が出場したCSは、見ごたえのあるゲームの連続となりました。

浦和対ガンバの準決勝は一発勝負で争われ、1対1のまま延長戦へ突入します。スコアが動いたのは、延長後半終了間際の118分でした。ガンバが2点目を奪います。さらにガンバは120分にも3点目をあげ、浦和を突き放しました。

広島対ガンバの決勝第1戦も、最後まで目の離せない展開となりました。得点が記録された時間を辿ると、60分、80分、81分、90+1分、90+6分です。後半35分=80分以降に、4つのゴールが生まれました。

思い出されるのは、昨夏のブラジルW杯です。ドイツとアルゼンチンの決勝戦は延長戦までもつれ、113分のゴールで決着がつきました。

2010年の南アフリカW杯決勝も、同じような試合展開でした。スペインとオランダが一歩も譲らないまま推移し、延長後半116分にスペインのイニエスタが決勝ゴールを叩き出したのです。

世界の最先端のサッカーでは、体力と気力が擦り切れてくる試合の終盤に、いかに力を発揮できるかが問われます。「疲労が蓄積している」といった言い訳を許さない厳しさのなかで、世界のトッププレーヤーたちはしのぎを削っているのです。

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