日本人はリーダーシップを誤解している!
~「アメリカ最高の教授」が明かす意外な資質

提供/日本アムウェイ合同会社

日本人は海外のビジネスパーソンに比べ起業へのモチベーションが低いといわれているが、雇用形態の多様化に伴い、起業という選択肢は広がりつつある。「起業家」になるためには何が必要か。グローバル・リーダー育成財団(Preparing Global Leaders Foundation)のプレジデントを務め、現在は米国ジョージタウン大学マコート社会政策大学院においてグローバルおよびカスタム・エデュケーション担当ディレクターを務めるサム・ポトリッキオ教授に話を聞いた。

世界のなかでも起業意識の低い日本人

 ベンチャービジネスの台頭によって、日本でも「起業」はより身近な存在になった。かつて日本では年功序列・終身雇用が一般的で、起業は一部の人がするものであったが、グローバル化と雇用の多様化が進む昨今、サラリーマンではなく自分で起業するという道を選ぶ人は、今や珍しくない。

 だが実際、日本人の起業における意識は、まだまだ低いのが現状だ。アムウェイ社が2009年から実施し、今年で6回目となる「起業に関する意識国際調査2015」によると、日本人の起業意識は世界44ヶ国中最下位で、「起業への関心・意識」をもっている割合は29%だった。世界平均の55%から大きくかけ離れており、日本人の起業へのモチベーションの低さが浮き彫りとなった。

 また、自己能力の肯定に関してはさらに低く、世界平均では約半数が自己能力を肯定しているなか、日本人はたった8%しか肯定していないという事実も浮き彫りになった。日本が起業に対して肯定的な社会だと考えている人の割合も、わずか3割しかいないことが明らかになった。

サム・ポトリッキオ 氏
ジョージタウン大学マコート社会政策大学院グローバルおよびカスタム・エデュケーション担当ディレクター。『Princeton Review』誌の「アメリカ最高の教授たち」のひとりに選ばれ、全米大学協会「アメリカの高等教育の未来を担うリーダー」のひとりに選出。ジョージタウン大学で心理学の学士号、ハーバード大学では神学で修士号、ジョージタウン大学では行政学で学士・修士・博士号を取得。

 ポトリッキオ教授は大学で教鞭を取るほか、世界各国で「リーダーシップ論」に関する講演活動などを行っている。高校や大学だけでなく、ビジネスパーソンに向けた講演で何度か来日しており、日本の印象については「教育水準も高く、グローバル・リーダーとしての基盤は十分にできている」と評価している。

「必要なのは、人びとが『自分たちもリーダーになれる』ということを理解し、マインドを起業家的な精神に変えていくこと。それができれば、日本人は、世界のなかでもっと競争力をもてる存在になるはずです」

 米国では高校生や大学生になりたい将来像について聞くと、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグといった、起業家として大成功をおさめた人たちの名前が挙がるというが、しかし、こうした起業家たちは、かつての起業家たちとは性質が異なってきていると教授は話す。

「歴史を振り返ると、かつてのリーダーたちというのは、ヒエラルキーの頂点にいてその下に従業員がついていくというのが一般的でした。しかし、今の時代では、リーダーと従業員たちは同列に存在しています。つまり、一方的な主従関係ではなく、信頼関係のなかでお互いにつながっている。この傾向はこれからも続いていくと思います」