学校・教育 スウェーデン
北欧の小国「スウェーデン」はなぜグローバル企業を輩出し続けるのか?
〔PHOTO〕iStock

H&MもSpotifyもIKEAもスウェーデン生まれ

東京都より人口が少ない北欧の小国スウェーデン。高福祉・高負担の福祉国家としても有名だが、実は世界的な企業(スタートアップを含む)を多数輩出していることでも知られている。

昨今ではカジュアル衣料のH&Mや音楽ストリーミングのSpotifyが有名だが、家具業界に世界的な激変をもたらしたIKEAもこの国で生まれた。自動車のボルボも、通信機器のエリクソンもスウェーデン生まれだ。どうやらそうした背景にはユニークな学校教育と家庭教育があるようだ。

ハーバード医学部教授としてゲノムサイエンスを活用した創薬会社ヒューマンゲノムサイエンスを立ち上げ、世界初のビリオネア医学者となったウィリアム・ハゼルタイン博士については、以前このコラムでも紹介した(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45645)。

その彼が立ち上げた財団「アクセス・ヘルス・インターナショナル」でフィリピンのカントリーマネジャーを担当するヴェラさんと、先日マニラでランチした。面白い人生を送っている女性に出会うとついついわが子の教育に活かそうとする癖が出てしまい、根掘り葉掘り聞きだしてしまった。

スウェーデン人の彼女は、脳神経外科医の家庭に生まれ、自身も精神科医となる。スペイン語を習得する目的でスペインへ渡り、そこで働きながら学び、精神科医のスキルとスペイン語を武器に、今度はアルゼンチンに渡る。そこでも開業。

その後、メキシコで産業医となり、多くのCEOや政府高官と出会い、そのキャリアを買われ、英エコノミスト誌やブルームバーグにラテンアメリカの名士を紹介するビジネスデヴェロッパーとなった。

そして、政財官を行き来するキャリアと精神科医の実績と英語・スペイン語のスキルを買われ国連へ。国連では発展途上国のヘルスケアシステムのコンサルタントをしていたのだが、そこでハゼルタイン博士と出会い、「アクセス・ヘルス」財団にジョインした。

ご主人はスリランカの有名な大富豪の御曹司。財団のメンバーのキャリアはみな半端ではない。すべての面でグローバルなのだ。

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