3歳児が「ロボット工学」を学ぶ!? ~シンガポールの幼児教育は21世紀を生き抜く人材をつくり出す
〔PHOTO〕gettyimages

探求心をリスペクトし、限界をはずす

シンガポールの教育といっても、これから紹介するのは私学のインターナショナルスクールの話である。もちろん公立校も急速に教育内容を変化させているが、世界中のインターナショナルスクールがしのぎを削って、最先端の教育を持ってくる状況にはまだまだ追いつかない。

その素晴らしさには心から敬意と感謝の念を表したい。カリキュラムも幼児の到達目標を科学的に設定し、そこから逆算されて作られており、じつに素晴らしい。そして何より、先生たちがよくトレーニングされ、よくアップデートされていると思う。

もちろん彼女たちの待遇は日本の保母さんの何倍も高く、おかげで父兄は学費に泣かされているわけだが、学費とバリューを比べれば、確実にバリューの方に軍配が上がると感じている。

シンガポールのインターナショナル・プリスクールで3歳児が受けている教育の話である。

「成人するころには、この子たちの能力はどうなっているのだろう?」

「子供たちの各種能力は、私たち親が持つそれをかなり早くから上回りそうで、そういう場合、子供たちにどう対処していいのだろうか?」

思わず、そんな心配までしてしまう。

まあ、この子たちが生き抜いていく21世紀には、私の想像など遥かに超える大変化が起こるだろうから、今やっている準備で本当に大丈夫なのかはわからない。

そしてもちろん、世界がどう変わろうが人間として生きていくために必要な能力や理念は変わらない。それは私たちが教えていくべきだろうが、もしかすると、そういう理念さえも疑ってかからないといけないのかもしれない。それぐらいの変化がやってくる気もするのだ。

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