賢者の知恵
2015年12月15日(火) 週刊現代

視聴率戦争に異変アリ!
TBS復活、そしてフジはテレ東にも抜かれた

週刊現代
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『下町ロケット』はいよいよ佳境(番組HPより)

どんな番組を作れば視聴者に見てもらえるのか。視聴率を上げるためにテレビ局がするべきことは何か。その答えはテレビの「原点」にあった。『下町ロケット』を武器に、TBSの反撃が始まった。

「日9」が牽引する

「今うちが番組作りで一番心がけているのは、視聴者の方に『見てよかった』と思ってもらうことです。『見終わり感』といいますか、番組を見終わった後に、視聴者が嫌な気持ちにならないことを第一に考えています」

こう力強く語るのは、TBS編成部長の菊野浩樹氏だ。

TBSの好調を牽引するのが、平均視聴率17・7%で、今クールの民放ドラマではトップを走る阿部寛主演の『下町ロケット』だ(以下視聴率はすべてビデオリサーチ調べ)。同作の好調を受けて今、こんな声が社内外から聞こえ始めている。

「TBSが復活した」

菊野氏が語る。

「もちろん土台となるのはレギュラー番組ですが、『下町ロケット』のような高視聴率のドラマがあると局に勢いが出ます。

朝の情報番組『白熱ライブ ビビット』で、町工場の特集を組んだところ好評だったように、『下町ロケット』のヒットで他のレギュラー番組にも好影響が出てきました。大ヒットドラマが一つ生まれると、それが局に与える影響は非常に大きいということです」

かつては「民放の雄」、「ドラマのTBS」と言われながらも、近年は民放の視聴率戦争で苦戦が続き、4位がすっかり指定席となってしまっていた。だが、ここにきて年間視聴率でフジテレビを抜き3位に浮上。2位のテレビ朝日に迫る勢いである。

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