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性の先進国スウェーデンに学ぶ「幸福な”夜”の過ごし方」

革命再び!その文化と哲学の最新事情
週刊現代 プロフィール

うつぶせになったパートナーの背中、脚、足首、足の裏と、掌を使って優しく揉んでいく。この時、お尻の割れ目の上にある「仙骨」を意識するのがポイントだ。相手の体がほてってきたら体を仰向けにして、胸、腕、手と移動する。

「マッサージの序盤は体がリラックスしていきましたが、お尻をわきのほうから頂上に向けて揉み上げられたり、太ももを両手で挟まれ小刻みにこねるようにされると、体の奥がうずいて、さわってほしくてたまらなくなります」(前出の翻訳家)

スウェーデンが生んだ極意で、深く、長い悦びを味わえるのだ。

 

フィンランド、ノルウェー、デンマークもすごかった

フィンランド人の女性、トーベ・ヤンフネンさん(仮名・37歳)が言う。

「フィンランドにはサウナ文化がありますが、男女が裸で一緒に入ることもあるくらい性に開放的な国です。それがきっかけで関係が始まることもあって、浮気は結構多い。女性もみんな『気持ちよくなりたい』って思っていますからね」

コンドームメーカーの英デュレックス社の「浮気率ランキング」でフィンランドは世界10位で、約3割が浮気をするという。自由にセックスを謳歌する国なのである。

この国は、首都ヘルシンキで定期的に「セキシビジョン」というポルノイベントが開かれることでも知られる。メインはアダルトグッズの展示だが、公開のAV撮影会あり、女性のマスターベーションショーありで大人気。女性の見学者がペニス形の飴を舐めている姿も見られるという。

セックスライフを楽しんでいる「性の先進国」はスウェーデンに限らない。他の北欧諸国の人々もとても積極的だ。

デンマークでは、様々な機関がセックスを盛り上げる。同国の旅行会社Spiesは、「旅先でエッチしよう!」というキャンペーンを組んだ。フランスなど「興奮できる」場所を目的地に設定し、カップルのセックスを演出するというツアーだ。在デンマークのジャーナリストが言う。

「それだけセックスが社会にきちんと位置づけられているということです。エイズ財団が設立したコンドーム専門店では、スタッフが性の相談を受け、『セックスは楽しい』と啓発しています」

ノルウェーは、落ち着いた「性の成熟国」。オスロ大学付属病院などの研究によると、勃起力、性欲などから割り出す同国の男性のセックス満足度は30代、40代よりも50代のほうが高いという。この国には年齢とともに高まる喜びがあるようだ。

形は異なるものの、どの国も「セックス先進国」には違いない。