雑誌
性の先進国スウェーデンに学ぶ「幸福な”夜”の過ごし方」
革命再び!その文化と哲学の最新事情
週刊現代 プロフィール

いくつになってもセックスをするために必要なものは何か。スウェーデン人は「相手への敬意」だと口をそろえる。

セルマ・ビョルケルさん(仮名・36歳)が教えてくれた。

「私の両親も66歳だけど、週に何回もセックスしているわよ。白髪になってもセックスする。これがスウェーデンのスタンダードなのよ。

日本の女性は結婚すると家政婦のようになり、子供ができたらセックスレスになってしまうのが理解できない。夫婦であってもお互いのプライベートな時間は尊重し、その上で二人の時間はきちんと取る。そうすれば良好な夫婦関係は長く続くし、相手への敬意と愛情があれば、セックスをする気持ちにもなるのよ」

もちろん、加齢とともに体力も勃起能力も減退していく。それでもセックスが可能なのは、彼らのセックスが時間をかけて絶頂へと上り詰める「ロングロングSEX」だからだ。

来日経験のあるスウェーデン人医師は、日本でラブホテルの存在に驚いたと言う。

「中年男性が若い女性を連れて入る光景も見ましたが、日本人は2時間でセックスをするんですって? そんなこと、スウェーデンでは考えられません。お互いを褒め称える会話から始まって、食事を楽しみ、十分にスキンシップを取ってから、ようやく挿入です。これらすべてのプロセスがセックスなのです」

夫婦生活が長くなると、相手と離婚や死別してしまうこともある。再び単身者となったとき、改めてセックス・パートナーを探すことにも、スウェーデン社会は寛容だ。前出・中澤氏はこう語る。

「日本では40代を過ぎると、新しく性的なパートナーを見つけるのが難しくなります。ところがスウェーデンでは、いくつになっても相手は見つかります。社交の文化が根ざしていて、パーティーにカップルで参加する習慣も影響しているのかもしれません。

中高年の女性がパブで『ナンパ待ち』をしたり、ネットでパートナーを探したりすることは当たり前。一晩限りの関係であっても、二人が合意していれば差し支えはありません。日本では閉経すれば『性生活は終わり』と考える女性もいますが、スウェーデンの女性はそうではない。男女ともに年齢は関係なく、セックスを含めたパートナーを求めているのです」

では、性に開放的なスウェディッシュは、いざベッドインしたら、どんなテクニックを駆使するのか、見ていこう。