賢者の知恵
2015年12月12日(土) 週刊現代

ガン治療の名医100人【部位別完全リスト】
〜この人でダメなら仕方ない

週刊現代
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〔PHOTO〕gettyimages

たとえどんなに手術の技量が優れていても、患者を人間として診られない医師は半人前だ。死への恐怖におびえる患者にそっと寄り添ってくれる「ホンモノの名医たち」の保存版リストを公開する。

この人でダメなら仕方ない

「彼は『神様』と戦っているんです。神様が患者に『もう亡くなりなさい』と言っているのに、それに抗って手術をする。もし私が患者だったら、先生に手術してもらってダメだとしても本望です」

こう語るのは、自らも医師で、抗がん剤などの化学療法を行う内科医として名高い友愛記念病院の平岩正樹氏。平岩氏が挙げる「人間として信頼できる医師」の筆頭が、日本大学医学部附属板橋病院の高山忠利教授だ。世界トップレベルの肝がん手術の専門家である。

「あれほどの技術を持ちながら他の手術には手を出さず、肝がん治療に専念している。極めて謙虚なのです。

そして、どんなに難しい手術でも果敢にチャレンジする。肝臓にできたがんのうち、まず半分を切り取った後、1週間様子を見てから再手術をするという、他に聞いたこともないような方法に挑戦したこともあります。患者が『病気と戦いたい』と思うなら、ぎりぎりまで並走したいと考える人なのです」(平岩氏)

がん治療に命をかけている。だから厳格な面があり、部下にきついことを言う場面もある。それでもほとんど休みを取らず、毎日、患者の様子を自分の目で診ないと気が済まないのだから、彼のことを悪く言う人はいないという。

「本当に細心の注意を払って患者の様子を診ます。世界トップクラスだというのに、ある意味でとても臆病なのです。臆病だから休みも取れない」(平岩氏)

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