新旧の大物が続々参戦!
大晦日『RIZIN』がもたらす“熱”に期待

総合格闘技の再興なるか
(今年はイノキ・ボンバイエから戦いの場を移す石井)

 今年の大晦日は、プロボクシングのみならず格闘技も大いに盛り上がる。なにしろ2つのビックイベントと1つのスーパーファイトが繰り広げるのだから。

 まず29日と併せて、さいたまスーパーアリーナで、開かれる『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND PRIX』(ライジン・ファイティング・ワールドグランプリ)、IGFワールドグランプリ決勝を軸に両国国技館で行われる『INOKI BOM-BA-YE(イノキ・ボンバイエ)2015』、そしてTBSの番組内で“一夜限りの復活”を果たす魔裟斗と山本“KID”徳郁のキックボクシングファイトも決定している。

 この中で私が最も注目しているのは、やはり『RIZIN』。この大会には、来年以降、総合格闘技界が再び盛り上がるか否かがかかっているのだ。

 すでに続々とビッグな対戦カードが決まっている。

 桜庭和志vs.青木真也、高阪剛vs.ジェームズ・トンプソン(いずれも29日)、クロン・グレイシーvs.山本アーセン、曙vs.ボブ・サップ、ヘビー級トーナメントに出場する石井慧は1回戦でチェコ共和国のジーリー・プロハースカと対峙することとなった。相手は未だ決まっていないがエメリヤーエンコ・ヒョードルも出陣、注目が集まる。

 この『RIZIN』の特色の一つは、新旧が入り混じることだろう。

 地上波でテレビ放映され高視聴率を目指す以上、知名度の高い選手のエントリーは不可欠だ。そのために組まれたカードが曙vs.ボブ・サップ。いまから12年前の03年大晦日、ナゴヤドームでの『Dynamite!!』で両雄は闘い、それを放映したTBSは瞬間視聴率43%をマークし、初めて民放の番組が数字でNHKの『紅白歌合戦』を上回った。

 もちろん、このカードに12年前ほどのバリューはないが、それでも、お茶の間の視聴者に興味を抱かせることは可能だろう。短時間決着必至の巨体肉弾戦は、大衆が興味を抱きやすいマッチメイクなのである。