ヘッドハンターの実力を見抜く、三つの方法を教えましょう!~「転職のプロ」か「素人」か
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過去12回の転職経験を持つ私だからわかること

NewsPicksで、プロノバ社長の岡島悦子氏にインタビューした「ヘッドハンターとの付き合い方」と題する記事を見つけた。ヘッドハンターと付き合うことは、自分の現在の市場価値や人材としての自分の課題を知る上で有意義だとした上で、自分の価値を高めるための考え方を述べた良い記事だった。

一方で、文字通りヘッドハンターと「付き合う」方法が詳しく述べられていた訳ではないので、実際にヘッドハンターとコンタクトする可能性のあるビジネスパーソン向けに、実用的補足を書いてみたい。

筆者は、過去に12回ほど転職しているが、そのうちの2回はヘッドハンターの仲介によるものだった。関わった会社の名前は異なるが、1度目の転職を仲介した担当者が独立して設立した会社で2度目の仲介をして貰ったので、転職でお世話になったヘッドハンターは結果的に1人だけだ。

しかし、転職回数が多かったことと、会社が破綻し、ヘッドハンター業界に対する一大人材供給源となった山一證券に在職していたこともあるので、過去にコンタクトしたヘッドハンターの数は2桁を下らないし、中にはその後に友達付き合いをしたヘッドハンターが複数いる。

ヘッドハンターとの付き合いは、先方から、電話なりメールなりで接触して来ることから始まるケースが多い。たいていは、何らかの具体的な求人案件を持っていて、そのための候補者の一人として自分にコンタクトして来る。自分のような人材に対してどのような需要が存在するのかを知る意味でも、会ってみる価値がある場合が多い。

但し、例えば会社の上司や、稀にはライバルが、個人的な動向に探りを入れるために親しいヘッドハンターを使う場合もあるし、「アウトプレイスメント」と呼ばれる、対象者が転職して辞めるように仕向ける仕事もあるので、最初から積極的に食い付かずに、相手の様子を見るようにしたい。

少なくとも、履歴書を渡す前には、相手が(1)良い求人元の具体的な案件を持っていること、(2)仕事の内容や業界の人材事情に通じていること、(3)守秘義務の点で信頼出来そうであること、の3点について吟味したい。