選挙
橋下の国政進出は、家族との関係で「次の衆院選」になりそう?
【PHOTO】gettyimages

共産、公明支持者は「反橋下」で団結したけれど…

大阪市長・橋下徹が完全に復活した。22日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選で、橋下が率いる地域政党「大阪維新の会」公認候補が圧勝したからだ。これによって、国政新党「おおさか維新の会」が勢いづき、来年7月の参院選で台風の目になるのは確実だ。

橋下自身は12月18日で市長を退任する。だが、維新の会の「法律・政策顧問」を務めながら、国政選挙出馬を模索していくことになろう。

選挙結果は、大阪における橋下の強さをまざまざと見せつけた。自民党選対関係者はこう語る。

「大阪では、維新が公明、共産両党のような固い支持を持つ。有権者の3割は維新の支持者と見ていい。この人たちは橋下がどんな選択をしようとも橋下を支持する」

市長選で、維新公認候補の吉村洋文は1ヵ月ほど前の調査で劣勢だった。しかし、投票日が近づくにつれ、吉村支持が上昇した。投票の結果、吉村が59万6千票を獲得、自民推薦で民主、共産両党の支援を得た柳本顕の40万7千票を大きく引き離した。

これは、選挙戦が進むにつれ、橋下と吉村が一体化したとみることができる。

気の毒だったのは自民党である。幹事長・谷垣禎一、総務会長・二階俊博、政調会長・稲田朋美、選挙対策委員長・茂木敏充の党四役がこぞって大阪入り。経済再生担当相・甘利明、地方創生担当相・石破茂、文部科学相・馳浩ら閣僚も投入して、業界団体を動かす得意の組織型選挙を展開した。

にもかかわらず、敗北した。投票所で行われた報道機関による出口調査をよると、敗因ははっきりしている。毎日新聞、産経新聞などの調査によると、柳本は共産、公明支持者の7割台の支持を得ながら、自民党支持者の支持は65%にとどまった。

朝日、読売新聞の調査も比率は違っても、自民支持層が吉村に流れている。つまり、柳本は自民党支持層を固めきれなかったことが最大の敗因だった。

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