優勝賞金はウン万ドル! ドローン・レースが今、「プロ競技」へと進化している
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〔PHOTO〕gettyimages

もはや一種のVR(仮想現実)体験

米国やオーストラリア、日本などを中心に、今、ドローン(無人航空機)によるレースが一大ブームとなっている。

●"Gentlemen, Start Your Drones" The New York Times, NOV.11, 2015

同レースの最大の特徴は、ドローンに搭載されたビデオ・カメラが撮影するライブ映像を、オペレーター(人間)がヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)で受信しながら、機体を操縦することだ。こうすると、まるで自分がドローンになって飛んでいるかのような、エキサイティングな飛行体験を楽しむことができる。

そのため、こうしたレースは「FPV(First Person View:一人称の視点によるレース)」と呼ばれ、マニアたちの間で絶大な人気を博しているという。それはまた、一種のVR(仮想現実)体験と見ることもできるだろう。

レース会場となるのは、参加者以外に人がいない森の中や、使われなくなった広い駐車場あるいは倉庫、さらには廃墟のような場所だ。

そこで、レースの参加者(オペレーター)たちは単に順位を争うだけでなく、たとえば森林の木々や倉庫の内部にある多数の柱などを、ギリギリ掠めて高速飛行するスリリングな体験を楽しんでいる(しかも、たとえドローンが木や柱などに衝突して墜落しても、オペレーターが怪我をすることはない)。