パリの悲劇、東京もテロと無縁ではない!
2020年も「世界一安全な都市」であるために今できること

〔PHOTO〕gettyimages

週末のパリを襲った悲劇

パリで、残忍なテロがまた起こった。IS(イスラム国)の犯行だという。

11月13日金曜日の夜(日本時間14日朝)、多くの人々で賑わうタイミングを狙った卑劣な行為である。死者129名という大惨事であり、無辜の民を標的にしたこのようなテロを断じて許すことはできない。

1月の週刊紙編集部襲撃事件に続く悲劇である。フランス治安当局が最高レベルの警戒体制を取っているにもかかわらず、再度のテロである。シリア情勢が悪化し、有志連合やロシアがISに対する空爆を強化していることが背景にある。

先月末に訪仏した際に、マニュエル・ヴァルス首相、ローラン・ファビウス外相、アンヌ・イダルゴ・パリ市長と会談したが、早速、彼らに哀悼と連帯の意を伝えた。また、15日(日曜日)午後、フランス大使館で行われた追悼式に、官房長官と共に出席し、都民を代表してお悔やみの気持ちを表明した。

パリでの会談で、フランス側は、日本人の観光客が2割減少していることを大変気にしていたが、その理由については1月のテロが影響しているとしていた。それだけに、今回の事態でさらにフランスを訪ねる日本人が減るのは困ったものである。

人的交流が国家間、都市間の関係を好転させることは論を待たないだけに、安全に渡航できる環境を整えるのは国際社会の責務である。

パリでは、11月30日からCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)が開かれ、世界中から首脳など要人が集まってくる。その2週間前を狙ったような今回のテロである。国際社会が連帯して、テロとの戦いを断固として続け、自由と民主主義を守るために全力をあげなければならない。

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