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【クルマ界歴史の証人】
2輪ワークスライダー 安良岡健 PART2

'71年マニラで開催されたグランプリで優勝した時に現地の新聞社などの取材を受ける安良岡氏(中央)。カワサキの名と安良岡の名は一気にアジアでも知られるようになった

自動車業界およびモータースポーツの勃興期に活躍され、多大な功績を収めた先輩方に語っていただく本企画。

安良岡氏の2回目は星野一義氏がいよいよカワサキのライダーとして頭角を現わし、安良岡氏とはまったく違った道、4輪の世界へと足を踏み入れるまでを証言していただく。

今回の証人安良岡健とは?

東京・世田谷でバイクショップ、「モトショップ・エキスパート」を営む

1940年、東京都生まれ。トーハツ、カワサキ、スズキのワークスライダーとして活躍。10代の頃から2輪のアマチュアレースに参加し、プロのオートレースの選手たちと互角に渡り合う。

第2回アサマクラブマン200ccに出場するなど、モトクロスライダーとして頭角を現わす。21歳でトーハツのワークスライダーとして契約。その後、カワサキへ移り、伝説のワークスチーム「カワサキ・コンバット」のトップライダーとして活躍。

この当時のライダーは高橋国光、黒澤元治、生沢徹、片山義美など後に4輪レースでも大活躍する名レーサーたちだ。

そしてあの星野一義が、レーサーとして弟子入りを志願し、高校を中退して静岡から上京した時、最初に頼ったのがこの安良岡氏だった。星野自身もカワサキ・コンバットに加入するが、2輪で戦績を積んだ後に4輪へと戦いの場を移す。

安良岡氏は'69年デイトナ、'72年世界GP500ccクラスにもプライベーターとして転戦し、そして東ドイツGPでは9位入賞、'74年TR750でデイトナに参戦し、7位入賞など、活躍。

現在は世田谷で「モトショップ・エキスパート」を経営している。