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「野球賭博」で6度目の逮捕
ダルビッシュの弟は、なぜこうなっちゃったのか

祖母が嘆きの告白
〔PHOTO〕gettyimages

「取り残された」という気持ち

「本当にバカやなと思いますよ。何回、警察のお世話になったら気が済むのか。やんちゃという年頃はとっくに終わっているのに……。本当に残念です」

嘆息混じりにこう語るのは、大阪府羽曳野市に住むダルビッシュ翔(26歳)の祖母(82歳)だ。

高齢の祖母が、孫の逮捕された回数を覚えられないのも無理はない。

テキサスレンジャーズ投手・ダルビッシュ有(29歳)の実弟・ダルビッシュ翔が逮捕されたのは、これで6度目。賭博開帳図利と常習賭博罪の容疑で、10月28日に送検された。

逮捕した大阪府警捜査4課によると、今年5月12〜18日に行われた米大リーグ16試合と日本のプロ野球公式戦28試合の勝敗について、翔が胴元の一人となり、複数の客から賭博の申し込みを受けていたという。この事件で翔を含め、計8人が逮捕されている。

「一口1万円で、計1850口の申し込みがあったといいます。賭けの対象になった試合の中には、1試合だけ兄の有が所属するレンジャーズ戦も含まれていました」(全国紙府警担当記者)

もっとも、有は今年3月に右ひじ靱帯の修復手術を受け、現在もリハビリ中。翔らの賭けの対象となった試合には出場していない。だが、取材を進めると、兄の有が「まったくの無関係」とは言い切れない状況であることがわかってきた。

実は、捜査4課は早くから翔をマークしていた。捜査関係者が語る。

「昨年9月、ある捜査員の元に『息子が翔に脅迫されている。このままだと殺されるかもしれない』との情報が寄せられた。その息子というのは、翔の賭博の客の一人で、百数十万円の負けを背負い、翔から追い込みをかけられていたんです。実際、頻繁に送り付けられたメールには、『殺す』という文言が幾度となく記されていました」