企業・経営
テスラの「オートパイロット」が危険!〜この「中途半端」な自動運転技術から何を学ぶか?
〔PHOTO〕gettyimages

「オートパイロット」とは

米国の電気自動車メーカー、テスラモーターズが今月中旬、世界に先駆けて「オートパイロット」と呼ばれる「半」自動運転機能をリリースした。

これは「フリーウエイ(高速道)」など限定的な環境下で、ドライバーがハンドルやアクセル、ブレーキなどから手足を離した状態で走行することを可能にする最新の機能だ。

ただし、早々とオートパイロット機能を試したユーザーが危うく衝突事故を起こしかけるなど、信頼性や安全性の面で疑問が投げかけられている---。

テスラのオートパイロット機能は、ちょうどスマホ・アプリのように無線インターネット経由でダウンロードできる。つまり最初から自動運転機能を装備した新車を発売するというより、「モデルS」というテスラの既存車種(電気自動車)に専用のソフトウェアを追加することで実現される。

ただしオートパイロット機能は、多くのスマホ・アプリのように無料ではない。値段は2,500ドル(約30万円)とかなり高額な上に、もしもこれによって事故が起きた場合には、その責任はメーカー側ではなくユーザー(ドライバー)側にあるとテスラは釘を指している。

ここから読みとれるように、テスラはオートパイロットを「自動運転」というより、「ドライバー支援システム」の一種と位置付けている。つまり運転の主体はあくまで人間(ドライバー)なので、もしも事故が起きた場合には当然、ドライバーの責任というわけだ。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら