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遺品整理で得するコツ教えます!
~保存版「何をどうやって売るのか」完全マニュアル

意外と高値で売れるもの一覧つき
週刊現代 プロフィール

貴金属と着物は高値で売れる

何と言っても、まずは金だ。30~40年前と比較して、現在の金の価格は2~3倍近くにまであがっている。それだけに、金歯の他にも、思わぬ高値がつくものは多い。

その一つが、金縁メガネ。もちろん純度にもよるが、ほとんどの品が20グラム以上の金を使用しているため、10万円以上の値がつくことも珍しくない。

さらに、こんな意外な品も金で作られていることがある。遺品整理業者、エコロ・ダイレクト社長の望月信久氏が語る。

「仏像です。査定に伺ったお宅の奥様から『これは売れないですよね?』と手わたされた仏像が金製で、130万円の値がついたことがありました。年数が経っていたためか、かなり色褪せていて、一般の方では金とはわからない状態でした」

仏具を売るのは、罰当たりのようで気がひける人もいるだろう。だが、きちんとお寺で「魂抜き」してからなら、決して悪い行いではない。

高値がつくかもしれない仏具の例を挙げる。

「まずはお鈴です。チーンと鳴らすあれですね。他にも、線香立てや蠟燭立てが銀製だったりするケースもよくあります。実は仏具は、祭祀財産と認められれば相続税がかからない。だから税金対策として、金や銀製の仏具を伊勢丹や高島屋などで買うのが流行った時期があるんです」(前出の望月氏)

仏具にかぎらず、金や銀、そしてプラチナといった貴金属は必ず高値で売れる。何でできているかわかりづらいものもあるが、簡単に見分ける方法がある。

裏などに「18K」「SV900」「Pt850」と小さく記されていれば、それぞれ、金、銀、プラチナ製。また、何も記されていないからといって、簡単に捨ててはいけない。再び望月氏。

「刻印がないとわかりづらいのは、銀製品です。たとえば優勝カップ。ゴルフが上手だった方なら、20~30個も持っているという人もいます。バブルの頃のものなどは、それらが銀製であることも少なくありません。20個以上あれば50万円にはなる。それなのにくすんでいるからと、捨ててしまう人が後を絶たないんです」

貴金属といえば、指輪やネックレス、イヤリングなどのアクセサリー類も、もちろん「売れる」遺品だ。壊れていたり、色が落ちていたとしても、必ず専門業者に査定に出したほうがいい。

「金、銀、プラチナ製などであれば、壊れていても買い取ります。デザインも関係ない。『1グラムいくら』という相場価格が決まっているからです」(おたからや目黒山手通り店代表の三井恒雄氏)

貴金属製でなければ、アクセサリー類の買取額は購入額の10分の1が相場。それより安い額を提示する業者は避けたほうがいい。

その他にも遺品整理のプロが「まずは査定に出すべき」と口をそろえる遺品がある。母親が溜めこんでいた、着物だ。

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