年内の米国利上げはもうない!?
高まる市場の期待、しかし本当にそうなのか

ジャネット・イエレンFRB議長 〔Photo〕gettyimages

FRBの利上げは来年以降?

米国の利上げが後ずれするとの見方を受けて、為替市場ではドル安・円高方向に動いている。10月15日、ドル・円相場は118.07円台にまで上昇した。

また、株価も先行きの低金利を見越して上昇している。多くの投資家は、FRBの利上げは来年以降にずれ込むと考え始めているようだ。

こうした見方の背景には、FRB(米国連邦準備制度理事会)関係者が利上げに慎重な見方を強めていることがある。特に、タルーロ、ブレイナードらの理事は、失業率の低下が期待インフレ率の上昇につながっていないとして、年内の利上げが適切ではないとの見方を示したことは大きい。

ただ、こうした見解の通りに金融政策が進むのかはわからない。確かにFRB理事の発言は重要であり、経済指標も弱含んでいる。しかし、FRBが依然として、金融政策の正常化を強く望んでいることに変わりはない。利上げの可能性は慎重に吟味すべきだ。

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