理系人必読!これがグローバル化時代の「英文メール術」だ

吉形一樹=著『世界で生きぬく理系のための英文メール術』
吉形 一樹

まず第1章で、私自身が過去に見聞してきたメールの実例をご紹介しながら、どのような場合に日英間のコミュニケーションギャップが起きうるかを体感していただきます。「単純な誤訳」に始まり、「不正確な説明」「専門用語の不明確な使用」「あいまいな返事」といった文化的な背景を抱える問題など、さまざまなレベルにおける現場の実例をみていきます。

第2章では、メールの基本を確認しながら、受信者と送信者、それぞれの立場における“心理の違い”を考えてみます。「伝わらないメール」になってしまう大きな理由の1つとして、送受信する立場の違いを意識せずに書かれていることが挙げられるからです。

第3章は、本書の心臓部です。私たち理系人が英文メールを書く際にどのようなアプローチをとればいいのか、ズバリ回答します。筆者独自の「So what? Why? 式ロジカルマインド3ステップ法」を活用し、メールをロジカルに作文するユニークな方法をご紹介します。

第4章では、「伝わるメール」を書くための基本的なチェック項目や、簡潔な文章を作成するために有効なテクニックなど、どれをとっても見逃せないノウハウを解説します。

第5章では、技術メールやレポートでひんぱんに使われる動詞表現を中心に、その意味と正確な使い方を復習しましょう。私たち非ネイティブの技術者にとっての大きな問題は、英単語の定義と解説が辞書によって微妙に異なり、「確実に知っておくべき意味と用法はどれか」が不明確なところにありました。

第5章の執筆にあたっては、筆者の経験をふまえつつ、技術翻訳のプロフェッショナルであるWilliam Clemens氏のアドバイスも得て、「これだけは確実に押さえておきたい」というポイントをまとめています。簡易な辞書代わりとして、ご活用いただければ幸いです。

なお、本書でご紹介するメールの文例は、私や私の同僚たちが実際に体験した例をもとに、固有名詞や場面設定を適宜アレンジしたものです。

本書を手にとっていただいた読者のみなさんに、心から感謝申し上げます。本書を通じて、筆者が長年かけて習得してきた技術英文のエッセンスを短期間で学ばれ、日々の実践で活かしてくださることを願ってやみません。

著者 吉形一樹(よしかた・かずき) 
1955年、岡山県日生町生まれ。79年に米国・ウエストバージニア州立大学・機械工学学科に編入。学士、修士を修了後、同大学研究員などの職を経て、94年に機械工学博士号(PhD)を取得。以来、機械、電子、半導体機器関連の大手国際企業でエンジニアリング・マネージャーとして、欧米やアジアなど、世界各国のエンジニアと日本人エンジニアとの間のコミュニケーションを監督するかたわら、効果的なメール及びプレゼンテーション法の開発に従事してきた。専門のロボット工学をはじめ、天体物理学や航空飛行にも造詣が深く、97年にはプライベートパイロットの資格を習得した。現在、カリフォルニア州サンノゼ市在住。
世界で生きぬく理系のための英文メール術
短く、正確に、要点を押さえて

吉形一樹=著

発行年月日: 2015/10/20
ページ数: 272
シリーズ通巻番号: B1934

定価:本体  980円(税別)
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(前書きおよび著者情報は初版刊行時点のものです)

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