裏社会
売却金30億円が神戸山口組の資金に!? 新宿の「超問題物件」売買の真相
〔photo〕gettyimages

 不動産業界では誰もが知る新宿の「魔窟」

まさに「魔窟」である。

ワケあり不動産には自信を持つ暴力団系不動産業者、事件屋、ブローカーが取引に挑み、枕をそろえて討ち死にしてきた物件がある。

新宿駅南口から徒歩3分の約150坪。形状がよく、大通りに面していて交通至便とはいえ、「なんの変哲もない」というしかない土地だが、「真珠宮(しんじゅく)ビル跡地」といえば、不動産業界では知らない人がない。

その「魔窟」が、また騒動に巻き込まれた。今度は山口組分裂騒動に絡むというのだからスケールは大きい。

飛び交っているのは、次のような情報である。

真珠宮ビル跡地の所有権者は、今も後藤(忠政・元山口組系後藤組組長)さん。今回の山口組分裂騒動で、神戸山口組に心情的に肩入れしている後藤さんは、売却代金の30億円を神戸山口組の立ち上げ資金にしてもいいと考えている――。

確かに、絶妙なタイミングで不動産登記簿謄本は動いていた。8月21日、新宿区西新宿に本店を置く不動産業振興協同組合(代表理事・三橋圭一)が、売買予約の所有権移転請求権仮登記を打っていた。

仮登記のための手付金が3億円で、それを負担したのが九州の暴力団系金融業者だと言われていた。

山健組の井上邦雄組長ら13名が、神戸市の山健組に集まり、神戸山口組を結成したのは、それから6日後の8月27日。正確な売買代金は26億5000万円で残りの23億5000万円は、10月8日に決済されるという話だった。

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